私の「推し」のお話

 

こんにちは!もすこ。です!

2021年がスタートして約1ヶ月が経ちました。

遅くなりましたが、今年もどうぞよろしくお願いします。

 

さて、個人的なことではありますが、MeseMoa.をアイドルとして応援し始めて約1年が経ちました。いつからという具体的な日にちは覚えてないのですが、だいたい1年ほど前から再び動画を見始めて、そこからじわりじわりとアイドルとしての彼らにハマっていき、今に至ります。

 

はてブロさんから「そろそろ次の記事を投稿しませんか」とメールが来たのと、「そういえば1年経ったな〜」と思ったので、筆を執らせて頂きました。

 

今回は、私の推しであるとみたけさんについて自分なりに語ってみようかなと思います。最近『推し、燃ゆ』を読んで推しについて色々と考えることが多くて、でも普段語る機会ってあまりないかもなぁと思ったので、思いつくままに書いてみたいと思います。

 

 

 

私が彼を知ったのは、「男子校2年5組」でした。

当時白服さんのことは既に知っていて、そこからニコ動を漁ってた結果、たどり着きました。

 

その時のとみたんは、踊りはゆるふわだけどチャラいし怖そう………という印象でした。

正直に言うならば絶対自分の推しにならないタイプだな、とまで思ってました。

(もともとチャラいタイプがあまり得意ではなかったのです。歴代の推したちの傾向から考えると、野崎さんやにばんくん辺りになると思ってました)

 

でも、色んな動画を見ていくうちにたくさん魅力がある人だと気が付きました。

とある動画で楽しそうにA Whole new worldを歌っている様子やサマビとハニビのPVの表情など、何だかいいな〜と思うようになっていました。

そして、大きく印象が変わったのは、「わがまま 気のまま 愛のジョーク」の踊ってみた動画でした。センターの位置ではなかったと思うのですが、とても目を惹きました。すごく華がありました。(ちなみにハロプロ踊ってみたでは1番好きです)

「この人チャラいだけじゃないぞ……」と自分の考えを改めました。

むすらぼなども見ていくうちに、イメージが「イカついお兄さん」から「大型犬」に変わりました。

 

しゃべると字幕がひらがなになる所も、口をパカっと空けてる表情も大きい声で笑うところもちょっと勝気な表情もキメ顔も大好きです。

 

 

そして数年後にまた動画を追い始めたときも、やっぱり目を惹くのはとみたんでした。

その時に自分はきっとこの人のことが好きなんだなと悟りました。無事、推しになりました。

 

 

アイドルとしての彼のパフォーマンスが好きなのはもちろんですが、私は彼の人柄も大好きです。

ライブ中の彼は、スーパーアイドルです。とってもキラキラしています。

「もうほんとに楽しい!!!!」っていう表情で歌っていたかと思えば、ものすごく心に響く歌を歌っている……。歌の中の感情、歌詞にある感情ってここまで聴き手に響くものなんだと画面越しですが、そう実感しました。使い古された言い回しですが「心に響く歌」ってこういうことかと思いました。そんなギャップにぶんぶん振り回されています。

彼のダンスも好きです。初めて見た時はものすごくゆるふわだったのに(それはそれで可愛くて好きでした)、今ではしなやかに踊っている。長い手足を存分に活かして踊っているのが大好きです。(推しDVDってほんとに幸せな映像ですよね。)

ちなみに、彼の踊ってみたの中で1番好きなのは「Cocktail」なんです。(ここはとみしろの「あったかいんだから〜」と言いたいところですが……新作待ってます)

元々振り付けがすごい好きで、更にとみげるの雰囲気も好きで、何よりかっこいい表情とかわいい表情を両方堪能できるので何十回も見ました。グレーのスーツを着こなしてるのもとてもいい…推しはスーパーアイドルでスーパーモデル。

 

そして、彼の日常生活やツイートなどから伺える人柄も私にとってはキラキラしています。

推しがよく「えらい!」と自分を褒めていたので、真似をしてみたら気持ちが少しだけ前向きになりました。

推しが「てめえも大切に」と言っていたので、意識して生活をするようになりました。

彼が話す言葉たちは独特なものも多いです。でも、ありふれた表現ではなく自分の言葉で伝えてくれると伝わってきます。だから信じられる部分も多いのです。

 

『推し、燃ゆ』の中にこんな1文があります。

「推しは命にかかわるからね」

帯にもなっていたこの1文を見て、わたしはどうだろうと考えました。

きっと私は推しがいなくても生きていけます。普通に仕事をして生活をしていく。きっと今推しに費やしている時間を別の事に費やしていく生活。

でも、私は推しに出会ってしまった。たくさん幸せをもらえることを知ってしまった。そしてイルミィさんにも出会えて、たくさんの繋がりを得られました。(大人になってこんな風にお友達が増えるとは思いませんでした。)

推しがいなくてもきっと生きていけるけど、推しがいなければ毎日のキラキラはないのかなと思います。

 

 

まいにちにおわれながら、それでも頑張ろうって前向きになれるのは推しがたくさんのキラキラをくれるからだなと日々実感しております。

(「あすの日に灯をともそう」って疲れてすり減った心にじんわり沁みますね。)

 

画面越しの特典会ではなんとか伝えられたけど、いつか絶対会って「たくさんの幸せをありがとう」と直接伝えるまで頑張ろうと思います。

推しの生歌も早く聴きたい!!!!!!!

「Shine on you」「あすの日に灯をともそう」「オーロラ曲技団」「You're the love」を生で聴くまでは生き抜く!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

少しだけネガティブな話になりますが、、、

相変わらず世界の状況はよくならないし、まだまだライブに行けそうにもない。

仮にこれから先少しずつ良くなったとしても、4月29日の幕張メッセも私はきっと行けない。

1人で勝手に100日企画とか始めちゃってすごく楽しみにしてるけど、自分の仕事との兼ね合いや地方に住んでることもあって現実的にはかなり厳しい。配信だってしてくれるかどうかの保証は無い。これから先もしばらくは、ライブ情報やイベント情報を100%嬉しいという感情では受け取れないと思う。

もっと早くに出会っていれば、応援していれば、なんていうたらればを何回も考えました。もしかしたらこういう状況になる前に1回でも現場に行けたかもしれないのにと思いました。

でもこのタイミングだったからここまでハマれたのかなとも思います。

生きてさえいればきっと会いに行ける日が来る、それを信じて自分は応援していこうと思います。

 

 

 

最後にこんな話をしてしまいましたが、私は元気です!!!!!

今日も推し、めせもあ。そしてオタクのみなさんが大好きです。 

2021年もどうぞよろしくお願いします。

 

ここまで長々とお付き合い頂きありがとうございました。

(今度はとみしろちゃんについて語るブログも書きたいな)

 

2021年1月31日 もすこ。

 

 

2020年スーパーアイドルに沼落ちした話

 

こんにちは。もすこ。です。

PQの感想を書くために立ち上げたブログですが、せっかくなので今年の振り返りでも書こうかなと思い、筆を執りました。

(みなさんのを読んで書きたくなったともいう)

 

 

 

さてさて2020年もあと少しで終わりを迎えますね。「今年はどんな1年でしたか?」と聞かれたら私は「推しに生かされた1年でした」と答えられるのかなぁと思います。

 

私は今年に入ってからめせもあ。をアイドルとして応援し始めました。もともと彼らのことは知っていて、一時は毎日投稿される動画を楽しみにしていたこともありました。

でもその時は彼らをアイドルとしてではなくて、ニコニコの踊り手、アイドル気取りのグループぐらいにしか思ってませんでした。

 

そこからしばらく見ない期間が続いて、去年末辺りからまた動画を見るようになりました。今まで踊り手としか認識してなかった彼らは正しくアイドルで。日常の動画の彼らは変わらず面白くて、でもMVやライブ映像の彼らはスーパーアイドルでした。そしてキラキラ輝く彼らをもっとみたいと思うようになりました。

 

2020年、自分の身分が保障され割と自由に動けそうだな〜ライブにも行ってみたい!と思っていた矢先のコロナ禍でした。

リリイベもツアーも無くなって、ライブが全て配信で行われるようになりました。

私はまだ1度も現場に行ったことがないし、ライブは映像でしか見たことがなくて。それでも彼らのライブは熱量がすごくてスーパーアイドルがそこにいて、いつか絶対現地で見てやると改めて思いました。

 

1月から5月までは、1人で楽しんでいました。

バレンタイン放送、烏合之衆お披露目ライブ、ほぼ毎日配信、ホワイトデー放送、ボイスドラマ、パシフィコ配信…

全部がとっても素敵でキラキラしていました。どんどん沼落ちしていきました。

 

もともと人と語って共有したいタイプのオタクなので、がまん出来なくなってとうとうアカウントも作りました。

アカウントを作ってからは、たくさんのイルミィの方と知り合うことが出来ました。みなさんのつぶやきも見れて、自分のつぶやきにもたくさん反応をくれて、たくさんお話して……

ふと、この関係ってとても不思議だなと思うことがあります。全国各地のイルミィさんと毎日たくさんTwitter上でやり取りして、でも直接会ったことはない。それでも確かに繋がっている。もともと飽きっぽいところがある私がこうして推し続けていられるのも繋がってくれている皆さんのおかげです。2021年はどうか会えますように。

 

そして、GALAXY5ツアー、ソロライブ、ペアライブ、めせもあ。の日、Phantom Quest、オンライン特典会、トークコール会、「烏合之衆」「アワアワ」リリイベ…

 

9月に初めて推しと顔をあわせてお話をしました。今まで自分が通ってきた界隈は推しとお話できるなんて夢のようなものでした。(某大手事務所や次元の向こう側にいる推しが多かったです。)

緊張で何を話したのかはほとんど覚えてないのですが、とっても優しい表情でお話を聴いてくれた事ははっきりと覚えています。きっと彼にとっては、大勢いるファンの1人に過ぎなくて。でも、その時だけは私という個人とお話をしてくれる。何度もありがとうと言ってくれたことも覚えています。好きになってくれてありがとう。応援してくれてありがとう。こんな自分なんかって言ってたけど、とみたんだから応援したいんです。めせもあ。だから応援したいんです。

むしろ言わせてください。こちらこそたくさんの幸せをありがとうございます。

ますます推しに会いたくなりました。

 

私の推しは、自分の言葉で思いを伝えてくれる人です。私はそんな推しの言葉が大好きです。独特な表現も多かったりしますが、だからこそ彼の言葉って分かるし真っ直ぐに伝わってくる。

そしてこちらの身をたくさん案じてくれる人でもあります。きっと自分たちの方が大変で悔しい思いをしているはずなのに。

 

「まずはてめえを大切に」

この言葉を心に自分も頑張ろうと改めて思いました。

 

 

今はこういう状況で会いに行くことはまだ叶いそうにないけど、元気で居れば絶対に会える。

毎日毎日仕事でへこたれそうになっても、めせもあ。のおかげでなんとか今年元気に過ごせました。推しの力って偉大!!!!

 

 

今年のこの状況が来年どうなるかなんて分からない。良くなっていくのかもしれないし、もしかしたらさらに悪化してしまうのかもしれない。それでもどうか彼らが元気で過ごせますようにと切に願います。

 

 

2020年ありがとうございました。めせもあ。とみなさんのおかげで楽しく推し事ができました。

2021年ももすこ。をどうぞよろしくお願いします。 いつか直接会えますように!!

 

ここまでだらだらと思うままに書いたのでまとまっておりませんが、読んでくださってありがとうございました!

みなさまよいお年をお迎えください〜!!!

 

 

PQの亡霊と化した私が成仏するための念仏か何かだと思ってください

 

 

こんにちは。もすこ。です!

「Phantom  Quest」が千穐楽を迎え、アーカイブの視聴期間も終わり絶賛PQの亡霊と化しています。

未だに頭の中ではPQの音楽が日替わりで流れてきますし、魂の4分の1くらいはきっとまだテラ王国にいます。

先日もブログやTwitterで感想やらなにやらを書かせて頂いたのですが、まだまだ書き足りないこともあるのでこうして再び筆を執らせていただきます。(自分のPQロスを紛らわしたいのが本音)

かなり長い上に前に書いたことと重複している部分もあるかと思いますが、ご了承いただけると幸いです。

 

 

※PQのネタバレしかないブログとなっておりますので、お気をつけください。

※観劇したのは、初日・11/11ソワレ・11/12ソワレ・11/13マチネ・11/14マチネ・大千穐楽(全て配信)となります。

※私の記憶を頼りに書いていますので、多々間違い等あるかと思われます。その時にはこっそり教えていただけると幸いです。

※ここに書くことはあくまでも私個人の感想(考察)ですので何卒ご了承ください。

 

 

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今回全員分書こうと思ったのですが、凄まじい文章量になりそうなのといつまで経っても書き終わらなそうだったので、私の中の推しバディランキング1位と2位の3人フィーネ・ディアナ・ゼノについて書きました。(本当は全員書きたいことがたくさんあるのですが自分の気力と体力が持ちませんでした…)

 

□フィーネ/ノーチラス

陰キャなフィーネちゃん。でも、ノーチラスであった頃の彼や5年前から帰ってきたフィーネはあまり陰キャという感じがしないなと思いました。(そもそも陰キャの定義って何だろう…)

これはTwitterにも書いたのですが、フィーネが陰キャかどうかというのはバディに依るところが大きいのかなと思います。

ノーチラスとしてゼノとバディを組んでいた頃は、すごく自信家な印象を持ちました。自分の頭脳・知識という武器を存分に発揮している感じ。そしてその武器をしっかり活かせるように支えてくれるゼノというバディ。

5年前から戻ってきたフィーネ(以下フィーネ(傷)とします。)も、5年間の経験があったからかすごく堂々としているように感じました。そしてそんな彼も自分で戻ってきたのではなく、バディであるディアナの幸運のお守りを持ってディアナの公演を見るために帰ってきます。しかもそれは、冒頭で観にいくことを「絶対嫌です」と言い放った公演です。この公演を観ることで、フィーネ(傷)なりにノーチラスとジーニというバディに一区切りつけられてたらいいなと思います。

それからTwitterにも書きましたが、フィーネの1番好きな場面について。5年前から帰ってきたフィーネが「5年はまあまあ長かったけど、ちゃんとここに来れた」という場面。「めっちゃ運気上がったかも」と言いながらチラシを掲げるフィーネ。彼が「めっちゃ」という言葉を使うことに少し違和感を覚えてアーカイブを見直したら、チラシの話をした時にディアナが「めっちゃ運気上がるんだよ!」と話ていて、彼はディアナの言葉をなぞったのかと気がつきました。ディアナの話を聞き流していたようでちゃんと聴いていたんだなと知って、ますますこのバディが愛おしくなりました。

 

それからフィーネを演じた白服さんについて。白服さんは二つ以上名前があるキャラクターを演じることが多いなと思っていました。そしてそれらを見事に演じ分けてしまう。今回、ノーチラス・フィーネ・フィーネ(傷)このどれもが表情の作り方やセリフの言い方が少しずつ違っていて、(衣装の違いに依るところもあるけど)今はどの彼なのかがはっきり分かって本当にすごいなと思いました。

 

□ディアナ

陽キャなディアナくん。自由奔放に振る舞っていてバルト一座やフィーネをふり回していたようだけど、決して人の心の中に土足でズカズカと踏み入ることはしなかったように思います。「うざいくらいに前向き」なディアナ。「ないとは言えない」「あるかもしれない」物語全体を通して彼がいう言葉でしたが、周りも少し呆れつつも「それが彼だもんな」と言わんばかりに認めていました。そして彼の前向きさにすごくいい方向に引っ張られていて、きっと今までもこうして周りに影響を与えてきたんだろうなと思ってますます彼が好きになりました。

千穐楽のエピローグでやっとフィーネから名前を呼んで貰えたディアナ。(懐中時計の件で壊れていた私の涙腺が再起不能になるかと思いました。)いろんな物語において相手の呼び方や名前を呼ばないって割と重要な意味を持つことが多いのですが、PQもそうだったのかなと思った場面でした。ディアナは作中何回もフィーネのことを呼びます。「お兄さん」「フィーネ(ちゃん)」などバリエーションはいくつかありますが。でもフィーネは頑なにディアナの名前を呼びません。ここに二人のバディとしての差が見えるなと思いました。フィーネをバディとして認識しているディアナとそうじゃないフィーネ。でも最後に名前を呼んで貰えたことで、ディアナはやっとバディとして認めて貰えたと思えたのかなとおもいます。

 

そして演じたとみたんについて。とみたんは本当に歌に感情を乗せるのが上手だなと改めて思いました。語るように歌う人だなと。普段、めせもあ。としての歌でもそう思っていたのですが、ミュージカルになるとより一層光るなと思いました。そんなとみたんの歌で今回1番好きだったのは、「Introduction」の「オーバーチュア」です。伸び伸びと楽しそうに歌っている姿が本当にだいすきで、しかもクエストが始まる!というワクワク感がすごく伝わる歌い方でした。

それから「ルーザーズソング」も大好きでした。歌の中でコロコロ変わる声色や負け犬の雄叫び、一緒に踊るバルト一座の2人と途中で参加するフィーネ、そのどれもが可愛くてしばらく自分でも口ずさんでいました。

そして大千穐楽の歌。ここに書くにはあまりに自分の語彙が足りなくて悲しいのですが、本当に最高でした。欲を言うならば、実際に会場に足を運んで生であの歌を感じたかったなと思いました。

 

□ゼノ(ジーニ)

恐らくこの物語の中で、1番複雑で大きな感情を抱えていたであろうゼノ警部。そしてそれを見事に演じ切ったにーちゃんの凄さに脱帽しました。

私が今回、ゼノで引き込まれたのは表情と声色による演技でした。言葉で表現するのも難しそうな感情を表情や声色で表現していて、しかもそれが伝わってくる…。特に1番引き込まれたのは(Twitterにも書きましたが)、半日前のノーチラスを連れ出す時の「やあ」というたった一言のセリフでした。(もちろんその前にあった、ノーチラスが崖に落ちた後から実験の存在に気がつくまでの場面があってこそなのですが)音にするとたった1音(に聞こえる)のセリフに一体どれだけの感情がこもっているのか。そんなゼノとは対照的に実験に成功して嬉しそうな(半日前の)ノーチラス。ここの二人の温度差というか不釣り合いさがまた何とも言えなくて、ここの場面をみては毎回苦しさで泣いていました。

それから懐中時計については大千穐楽のエピローグでやられました。(あれはずるいよ〜)5年前の賭けの勝負がやっとここでつけられたんだなと思いました。そしてそれはゼノにとっても、あの選択に対する一つの区切りがついたのだなと思いました。ここで一点気になるのは、懐中時計を賭けの賞品に出したゼノが要求するものが、あまりにも簡単なことだということです。「結構高かったんだ」と言う割には、自分が要求するものは「そんなのでいいの」と言われるものばかり。ここが自分なりに考えてもなかなか答えがでないままでいます。でもこれがゼノの魅力の一つか〜とも思っています。何回観ても彼については掴みきれていないことが多くて、でもそれでいいかと思わせる魅力がある人だったなと思います。

 

 

 

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。

推敲も何もしないまま勢いで書いてしまったので、誤字やお見苦しい点も多いかと思います。申し訳ないです。

でも久しぶりに物語の考察をして、とっても楽しかったです。観れば観るほど色んな部分が気になって、その日のキャストさんの演技も少しずつ変化していて毎日飽きることなく楽しめる作品でした。

今からDVDと脚本が待ち遠しくてたまりません!!!

 

彼らのこれからの旅路も素敵なものでありますように。Show must go on!

 

2020年11月24日   もすこ。

 

PQの考察とも感想とも言えない何か

 

こちらのブログでははじめまして。もすこ。と申します。

今回、「Phantom Quest」を観劇しての個人的な感想やら考察やらを書き出そうと思い、筆を執らせて頂きました。

非常に長い&読みにくい文章になるかと思いますが、最後までお読みいただければ幸いです。

 

※こちらのブログはネタバレ満載です。まだ見ていない・知りたくないという方はそっと閉じて頂ければと思います。

※今後もしれっと加筆修正するかもしれません。何卒ご了承いただければ…!

※観劇したのは、初日・11/11夜・11/12夜・11/13昼・11/14昼(全て配信)となります。

 

 

 

 

 

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□ディアナとフィーネとゼノ(とジーニとノーチラス)

バルト一座「Phantom  Quest」終演後に出会う2人。ここでディアナはフィーネから辛口の感想をもらう。

この感想の内容は物語序盤では明かされず、終盤の回想シーンで明らかとなります。

ここでディアナは「バディのあり方」についてフィーネから聞かされていたことがわかります。

  ・喧嘩はしょっちゅうするし意見なんて食い違う

  ・でもちゃんと信頼している

  ・何も言わずに出て行ったら心配しておいかけてくるのが当たり前だし

  ・それがどんなに受け入れ難いことでもバディが決断したことならそれを信じて委ねてくれる

そして彼はそれを実践してバディとしての経験を積んでいくことになります。

テンプス島への移動中、何も言わずに部屋を出たフィーネを探しに来たディアナ。

ここで彼はフィーネに向かって「探しにいくのがバディなんでしょ?」と言います。

ここは「あんたがそう言ったでしょう?」とでも言いたげな感じでした。

それから最後にフィーネが5年前に残ると決めた時もディアナは受け入れて、次回作を観にくると信じて元の時間へと戻っていきます。

ここでもディアナはフィーネから言われていたことを実践していました。

彼らはそれらを経て凸凹コンビからちゃんとしたバディへと成長していきます。

「お兄さん」呼びから「フィーネ」って呼び方が変化したのはその表れかなと思いました。

それから、性格も考え方も反対に近い2人がゼノ/ジーニの持っている懐中時計をかっこいいって言って賭けの賞品にしよう、っていう共通点で心がキュッとなりました。でも、船の中で懐中時計を見つめるゼノの切なそうな顔も同時に思い出してしまいます。相棒を転落させるきっかけとなった時計をずっと持ち続けるゼノは、やっぱりずーっと後悔し続けているのだと思いました。

 

フィーネがディアナに伝えたことはきっと、5年前のPQ後からのジーニとノーチラスではできなかったことなのかなと思いました。

  ・自分を助けてしまったジーニを受け入れられないノーチラス

  ・何も言わずに自分の元を去ったノーチラスを追いかけなかったジー

  ・喧嘩をすることができなかった2人

冒頭のシーンでジーニとノーチラスのバディ関係は解消され、過去のものになってしまったのだと思います。

そして、名前を変えディアナとバディとなり参加したフィーネ、トレハンではなくレガポとしてクエストに同行したゼノ。

ディアナに対して「あいつは…」とノーチラスのことを語るゼノはとても誇らしげだったなと感じました。

ジーニにとって本当に最高の相棒だったノーチラス。だからこそ、フィーネに対してどう接していいかわからないという戸惑いが見えました。

対するディアナも自分がずっと(役作りのために)追いかけてきたノーチラスがフィーネでゼノがジーニだということを知り、とても戸惑っていたように思います。やけにフィーネのことを知っているゼノ、テンプス島でフィーネと喧嘩した後に出会ったゼノの様子。

「これじゃあ………」って歌い発煙筒を掲げたディアナは、自分のバディについて知らないことに対して悔しそうにも寂しそうにも見えました。

 

そして物語終盤、5年前の再現準備をしている際にゼノがフィーネに「いいバディを持ったな」と言います。

また、「もしノーチラスの相棒がお前だったら…」といったゼノに対して「俺の可能性はないよ」と言い切ったディアナ。

この2人はこのクエストを通してノーチラス/フィーネへの思いのつけ所を見つけられたのだと思います。

(いつかゼノとフィーネで一緒にクエストに行って欲しいな)

 

ただこの物語の中で、ディアナが「可能性はない」って言い切るのかなり重要なのではと思いました。

物語全体を通して繰り返し言われるのは、「ないとは言えない」「あるかもしれない」ということ。

しかもそれを率先していうのはディアナです。そんな彼が「可能性はない」と言い切るならば、ジーニとノーチラスがバディ(相棒)であることはこの物語の中で唯一の運命で宿命だったんだと思います。

 

 

□個性豊かなキャラクター達(の一部だけ)

まずは名前の通りこの物語のキーマンであるクラヴィス王子から。

おそらく物語の人物の中で、5年前に起きたことこれから起きるであろうことを客観的に把握していた人物。全容は把握していなくても、影で画策して彼らはどうするのか見守っていたように感じました。お忍びで公演を観にきたり、トレハンのために船を用意したり…と庶民に寄り添う王子なんだなと思いました。それからゼノ警部とのやりとりも一種の信頼関係がうかがえて、ここもまたバディであるなと感じました。

 

バルト座の脚本演出家のドルイド

彼もまた、ディアナのようにかなり前向きな人物だと思いました。チープなハッピーエンドを描いたのは彼ですし、5年前の再現の際も「(Look ahead) 前だけを見て(Look ahead)やれることやれるだけ」と歌う彼のソロパートがあります。この若き脚本家・演出家はきっとこれからも前向きなハッピーエンドを描いていくのだと思います。(個人的に今回の衣装で1番好きなのは彼の衣装でした。)

 

この物語に出てくるキャラクター達は、それぞれにバディと呼べる人たちがいます。特にトレハン達はみんな決して1人ではクエストに参加できないような人たちです。(シレオは行けそうだけど…)お互いがお互いの欠点を補いながら、認め合いながら成長している、そんな関係性だったと思います。だからこそ、静と動の組み合わせなんだろうなと思います。(ルプスの言葉をおかりして、バディみんな推せる…!!!)

 

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。自分の考えもまとまりきらぬまま思いついたことをどんどん書いていたのでかなり長く読みにくくなってしまいました。本当はもっともっとたくさん書きたいことがあるのですが、あまりにも長くなってしまいそうなのでここまでにしたいと思います。今回はキャラクターをメインにつらつらと書いたのですが、もう少し落ちついたらキャストの皆さんについても書いてみたいと思います。

 

本当に素敵な作品に出会えました。彼らのクエストが無事に成功することを願っております。

 

2020年11月15日   もすこ。